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内田篤人さんのルヴァン杯決勝の解説がほんとうに良かったっていう話

ルヴァンカップ2021、セレッソは残念ながらセットプレーとカウンターからの2発に沈みタイトル獲得とはなりませんでした。

セレッソサポーター仲間の多くは現地で観戦をしていましたが、ぼくはフジテレビの地上波観戦。
その解説がご存じ元日本代表の内田篤人さんでした。

内田篤人さんの解説が本当に良くて、でも決勝での負け試合だと録画を見直すサポーターも少ないだろうなと思ってこんなツイートをしました。
このツイートに沢山のいいねを貰ったので、この件についてもう少しだけお話しようかなと思います。

この決勝戦は試合前から先制点が大きな鍵を握ると言われていて、その通りセットプレーから失点したセレッソは大きく流れを持って行かれることになりました。

小菊監督は大久保嘉人などアタッカーを投入して崩そうとしますが相手守備をこじ開けることができない。
そして79分には痛い痛い2失点目をカウンターから食らってしまいます。

そのあと内田篤人さんが「セレッソは残りの10分でまず1点を取って、後半ロスタイムに2点目を~」みたいな話をされたんですね。

点差だけを見れば1秒でも早く1点を返したいセレッソ。
でも2失点目の形が綺麗なカウンターの形だったので、焦って点を取りに行っても3失点目が生まれる可能性が強い。
だから残り時間を考慮し、10分という時間の中で落ち着いて組み立て直した方がいい。
そして1点返せば必ず相手はバタつくし、バタつけば事故のような得点でもいいから追いつけるチャンスはある。

内田篤人さんのたった一言の解説なんですけど、ぼくの頭の中に残り時間を考えたこんな展開が浮かんできて、最後まで諦めずに戦わなければ!という気持ちが湧いてきました。

なんならゴール裏でコールリーダーがサポーターみんなに掛ける言葉みたいやなと思いました。

たぶん内田篤人さんは自分が試合に出ているならどう戦うかとか、自分が指示するならどうするかとか、今までのサッカー経験も踏まえて伝えようとしているような解説なんじゃないかなと思いました。
自分ごと化といいますか、主観的な感じといいますか。

DAZNの冠番組「内田篤人のフットボールタイム」も話は面白いし、大学生相手にパスワークの指導をする回でも指示がきっちりと言語化できていて興味深いんですよね。

引退した後もサッカーが好きで、サッカーを追求したくて、いろんな人にサッカーを好きになって貰おうっていう根本の想いがあるんじゃないかなと思いました。

また解説して欲しいです。
次はセレッソが優勝する試合で。