6戦勝利無しという苦難にあえぐ名古屋グランパスに対して、リーグ戦2連勝を狙うセレッソ大阪。
開始すぐから攻勢に出て先制点を狙おうとするものの、前半6分に名古屋のスローインからの流れで仙頭に1vs1を決められて失点。
セレッソは交代選手も使いながら名古屋の守備ブロックを崩そうとしましたが、名古屋の3センターバック+GKランゲラックの壁を崩せず。
結果、序盤の先制点を守り切った名古屋が勝利し、セレッソは連勝とはなりませんでした。
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序盤の失点で名古屋優位の展開に
試合後に「今日のゲームは、攻守に私たちがいかにゲームコントロールできるかだと思っていました。その中で、早い時間帯に失点してしまった。FKの後、我々のスローインを少しクイックでやってしまい、バランスが悪い中で、相手のスローインから失点してしまう、もったいない失点の仕方でした。」と小菊監督はコメント。
試合開始すぐには調子を上げているパトリッキが左から突破して藤井にイエローを与えるなど攻勢に出ますが、前がかりになっている隙を突かれてスローインからの流れで失点。
スローインを受けたマテウスからのスルーパスで仙頭に裏を取られ、ジンヒョンとの1vs1を綺麗に決められてしまいました。
ゲームコントロールを意識していたはずの試合で決められたくない先制点を与えてしまいました。
1点をリードした名古屋はゴール前にしっかりブロックを作り、遠目からシュートを打ってもランゲラックの守備範囲。
セレッソが攻め手に出ていると前半33分にはオフサイドの判定にはなりましたが、裏を取られてマテウスにネットを揺らされました。
ぎりぎりでのオフサイド判定だったのでセレッソとしては命拾いしたシーンでした。
後半頭に決定機も名古屋ゴールを割ることができない
後半に入ると山田、鈴木を下げてタガートと北野を投入。
清武をボランチの位置まで下げます。
すると後半開始直後にパトリックのクロスがフリーのタガートの元へ。
ワンタッチあればゴールしていたボールでしたけど、直前にランゲラックが僅かに触っていたタガートに合わず。
その後、低い位置に入って前を向きやすくなった清武のパスがリズムを作り、ヨニッチと西尾が後ろ2枚だけで守るような形でリスクを負いながら攻めるも、名古屋の守備を割ることができずウノゼロで敗戦になりました。
その他
サッカーでは先制点を取ったチームの勝率は67%を超えると言われているけど、まさに先制点が重くのしかかった試合だったなというのが感想です。
特に名古屋のように守備ブロックをしっかりと作るチームを相手に先制点を奪われてはなかなか厳しい。
終盤にはミドルが得意な上門、ドリブルでかき回すことができる中原がシュートまで持ち込んでいたし、工夫を作ろうとしていましたけれども名古屋に中を締められてしまってゴールまでは辿り着きませんでした。
「後半は、人の配置、立ち位置、システム等を変えて、相手の5バックを2人、3人の関係で破っていく、危険なエリアにボールを運んでいく(ことを狙った)。そういった作業を選手たちはしっかりと全うしてくれたと思います。残念ながらゴールを割ることはできなかったのですが、今日出た課題を次のダービーに向けて、しっかりとやっていきたいと思います」
https://www.cerezo.jp/matches/2022-05-14/
ただ、シーズン序盤に比べるとこじあけようとする工夫は増えてきてます。
この試合でもチャンスが無かったわけじゃないんですよね。
ただゴールをこじ開けることができなかった。
既に勝ち抜きが決まっているルヴァン大分戦を経て、次はリーグ戦で大阪ダービー。
この試合で上手く行かなかったことを課題にして、さらに上を目指して欲しいです。
🌸名古屋戦の選手・監督コメントを更新しました🌸
— セレッソ大阪オフィシャル (@crz_official) May 14, 2022
本日の選手コメントは、#西尾隆矢 、#奥埜博亮、#キムジンヒョン、#アダムタガート 選手です🎙
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