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札幌に対して粘り切れず0-2でセレッソが完敗。敗戦からの学びを次に生かす

2021明治安田生命J1リーグ第20節、北海道コンサドーレ札幌戦。
前節は粘った末に得点をもぎ取って勝利しましたが、今度は押し切られる形で連続失点。
0-2と無得点にて敗戦してしまいました。

負け試合を振り返るのはしんどいけれども、負けるということは自分たちの課題を知るきっかけでもあります。

なのでセレッソのためにみんなで振り返りたいなと思います。

試合後の乾コメントの

「アウェイでやった時よりも、今日は前から圧力をかけて来て、そこはイメージと違ったので、そこで自分たちが後手に回った部分もあったと思います。」

https://www.cerezo.jp/matches/2021-09-11/

という言葉通り、前半から押し込まれるシーンが多くビルドアップで札幌の守備をはがしきることができませんでした。

前節の勝利した時は加藤などトップの選手に縦パスが入ったときにボールを収めることができましたが、札幌はそこをボールの取りどころとして設定していたようで激しめにアタックに来るシーンが多かったです。

加藤も松田力もボールをトラップする際にディフェンダーに挟まれることが多く、ファールギリギリに見えるプレーでボールロストさせられていました。
そのため、セレッソは攻撃に出る時間を作れず守備の時間が増え、粘って粘る前半戦となりました。

後半に入ると攻勢に出ようとするセレッソは乾が前を向こうとするシーンが増え、51分には加藤のシュート。
56分には松田力が倒されて得たFKを丸橋が蹴るも、微妙な判定でゴールラインを割ってないということでノーゴール。
ただ、少しずつセレッソのリズムが生まれてきます。

64分に山田、大久保嘉人が途中から入り一気に仕掛けにいきますが、逆に札幌に連続失点を食らってそのまま流れを持って行かれて敗戦となりました。

前半はほとんど攻撃のシーンが作れず、せめて先制をすればという流れでしたが90分を通して札幌に流れをつかまれた悔しい試合になりました。

ただ、札幌がセレッソに0-3で負けたことをきっかけにこんな試合を展開できたように、負けた試合っていうのは自分たちの課題に気付くきっかけにもなります。

札幌は前からの守備という特徴を活かしつつ、セレッソの攻撃の芽を摘むように急所の守備をしっかり整えてきました。
そしてセレッソは残念ながらそれを上回る展開を作ることができなかった。

大久保嘉人はこの展開に対して

「中での崩しも増やしていきたいし、中を見せないと、外も空かない。セレッソにはいいクロスを上げる選手も揃っているので、そこで楽にクロスを上げさせるためにも、最初に中を見せないと。そうしないと、ディフェンスの目もズレない。DFに、常にFWが見られる状態であれば、難しいので。そこは改善していきたいですね」

https://www.cerezo.jp/matches/2021-09-11/

と言っていますが、この試合は中央の圧力が強くてなかなか中でボールを進めることが出来なかったし、選手同士の距離間などはまだまだ改善していなければなりません。

小菊監督も

「敗戦からたくさんのことを学べますので、次に生かしていきたいと思います」

https://www.cerezo.jp/matches/2021-09-11/

と言っているように、敗戦っていうのは学びが多いし、単に「負けました」で終わるのではなくて自分自身の課題を見つける場として前向きに捉えていくことが大事だなと思います。
もっと言うと勝っている状態からも学びを拾って自分たちを強くして行けたらベストなわけですが。


最後にジャッジの件ですが、セレッソサポーター側にとって納得のいかない判定が多い試合だったと思います。

ただ、ジャッジっていうのは審判が判断するもので選手側がコントロールできない領域。
そのコントールできない領域はもうある程度割り切るしかなくて、自分たちがコントロールできる部分、つまりどんな状況でも勝ち切れる強さを手に入れられるようにしないとなって思いました。

ACLのジャッジもそうだし、選手によってはW杯予選でアジアを戦うことになるかもしれませんけど、お行儀よく笛を吹いてくれるとは限らない。

なのでどんな状況でも勝敗を自分たちでコントロールできるよう、強さを身に着けていくのが大事だよなとあらためて思いました。
そういう気概を持つことが大事だなとこの一戦で思いました。

心底くやしいけどね。