「ハチドリのひとしずく食堂」のおばんざいの話

2022.6.1 天皇杯 2回戦 関西大学vsセレッソ大阪 試合レビュー

2022年開催の天皇杯、第102回全日本サッカー選手権大会。
セレッソは2回戦からの参加で、関西大学との一戦となりました。

序盤は落ち着いた展開でのスタートになりましたが、関西大学が少しずつプレス強度を高めてくるとセレッソはサイドを使った展開から連続で得点。

前半を3点リードで折り返すと、プレー強度を高めてきた関西大学に1点を奪われますが、そのまま逃げ切って3回戦に駒を進めました。

ワイドに展開して揺さぶる

前回のリーグ湘南戦から鳥海以外の選手を入れ替え。
恐らく丸橋が怪我かなにかで試合に出れず、やむなく鳥海起用になったんじゃないかと予想されます。

お互いに4-4-2の布陣でスタートしたこの試合。
カップ戦らしくお互いに先制点を取られたくない気持ちが表に出ているかのような落ち着いたスタートになりました。

セレッソが4バックでボールを動かすと関西大学もスライドしながら縦パスのコースを塞いでいきます。

最初は様子見していたセレッソでしたが、10分を過ぎたあたりからボランチが最終ラインに落ちて3バック化。
両サイドバックを高めの位置にしつつ、ワイドに展開していきました。

すると前半21分。
狙い通りの形で右サイドバックに入った進藤のサイドチェンジから、左サイドバックの舩木へ。
舩木はワンタッチで中央の加藤に折り返し、加藤が個人技で守備を剥がしてゴールネットを揺らしました。

前半33分はまたしても舩木のアシストで追加点。

為田が左サイドでボールを持ちつつ上がってきた舩木へ。
舩木はそのままクロスボールをメンデスの頭にぴたりと合わせ、これで2点目。

前半36分にはコーナーキックから舩木がゴール。
舩木が3得点に絡む活躍で前半を折り返しました。

プレースピードを上げる関西大学

前半に3点差を付けられたことで少しでも早く点を取りたい関西大学は、後半に入ってプレースピードを上げてきます。

後半3分にセレッソの選手からボールを奪うと、そのまま右サイドから繋いで中央に入っていき西村真祈選手がコース隅を狙う見事なゴール。
このゴールによって後半は関西大学に勢いが生まれます。

小菊監督は「後半は、得点差があり、メンタル的なことも左右したのか、相手にボールを握られて、前半は1本のシュートが後半は9本を打たれました。その数字が示す通りの内容になったこと、たくさんの課題も出ました。」とコメントをしていますが、天皇杯独特の流れの持って行かれ方だなと思いました。

1点を取り返した関西大学はプレースピードと運動量を上げ、セレッソから時間を奪っていくような形で試合を進めていきます。

セレッソとしてはボールを握り切れず関西大学のプレスに苦しむシーンもありましたが、前半奪ったリードを活かしながら守り切って3-1のまま3回戦に駒を進めました。

その他

長くサポーターをしている人だとみんな分かっていることですが、天皇杯の初戦というのは本当に難しくてジャイアントキリングも起こりやすい試合です。

カップ戦を勝ち上がってきた流れがある対戦相手に対し、Jチーム側は控えメンバーで戦うことが多くて勢いという面で差が生まれることが多いです。
格上のチームに勝とうと思うモチベーションに対して、格下に負けられないというプレッシャー。

言い出すときりがないですけど天皇杯独特の怖さっていうのがあるなと毎年感じています。

そんな中でしっかりと先制点を奪い取り、後半に入って押し込まれてもしっかり粘り切ったところは今後の試合にも繋がっていくと思います。

そして次はルヴァン杯のプレーオフステージで湘南とのホーム&アウェー2連戦です。

湘南は天皇杯でヴェルフェ矢板と戦い3-0で勝利。
湘南はこの試合でターンオーバーをしており、ルヴァン杯ではこの前のリーグ戦に近いメンバーが名を連ねることになると思います。

セレッソは鳥海が連続で試合に出ているので、ヨニッチと組むセンターバックの相方が気になるところ。
鳥海のまま行くのか、西尾が帰ってこれるのか、その他の選手をチョイスするのか。

ルヴァン杯プレーオフはアウェイゴールが採用されますので守備面について注目したいです。